ロゴマークの黄金比とは?人々の印象に残るものを作ろう!

ロゴマークを作っても、企業の知名度を高めるなどの役に立つとは限りません。微妙なロゴマークだと、人々に注目されることもなく流されてしまう可能性もあります。実際に注目されるロゴマークのポイントの1つが黄金比です。

また黄金比を上手にロゴマークに取り入れるために、どのような点に注意したらいいのか押さえておきましょう。

ロゴマークにおける黄金比とは?

そもそも黄金比というのは、人々が最もきれいだと感じる比率のことを指します。

その比率というのが1:1.618で、ロゴマークだけではなく、有名な建築や絵画などにも使われている比率です。人々を魅了する比率だからこそ、実際にロゴマークを見た人に良い印象を持ってもらいやすいものとなります。

見た人に良い印象を与えるロゴマークを作りたいと考えているのであれば、まずは黄金比にすることを意識して検討していくことが大切です。

黄金比の取り入れ方を知る

ロゴマークに黄金比を取り入れたいと考えている場合、いくつか押さえておきたいポイントが存在しています。そのポイントとなるのが、黄金比はさまざまな形で取り入れることが可能だという点です。レイアウトだけではなく、余白スペースやコンテンツなどにも適応が可能です。

そして注意が必要になるのが、取り入れ方次第で人々の印象に影響が出るという点です。実際に黄金比を取り入れたロゴマークの例などを参考にしながら、どのようなデザインのものが自社に適しているか検討していくようにしましょう。

ロゴマークで大切なシンプルさ

ロゴマークは企業にとっての顔となる部分なので、多くの要素を詰め込みたいと考えている方も多くいます。しかし多くのものを詰め込んで複雑なものにすると、印象に残りにくいものになる可能性もあります。有名企業のロゴマークをイメージした場合、果実のみやシンプルな線だけで構成されているなど、単純なものも多く見られます。

シンプルなデザインのほうが、人々の印象に残りやすいのです。不要なものを削り洗練されたシンプルなデザインが、印象に残るロゴマークのポイントの1つです。

印象に残ることが大切!

こだわって作ったロゴマークでも、人々の印象に残らないという場合も多く見られます。ロゴマークは、多くの方が目にして企業をイメージする顔になることで、作った意味が出てきます。一度見たら忘れないようなロゴマークを作るのは簡単ではありません。

しかしシンプルで印象的なものを作れれば、企業のイメージアップだけではなく、業績アップにもつながる要素となります。

時代に流されないロゴであることが大切

ロゴマークというのは、一時的ではなく長く企業の顔となるものが理想です。そのため現在の流行を取り入れたものだと、時代の流れとともに古い印象を与えてしまいます。そしてロゴマークが古いという印象を与えると、企業自体も古いと思われる可能性もあります。

最新のビジネスをやっていても、古い企業というイメージを持たれると業績に影響するかもしれません。そのようなことを防ぐためにも、時代に流されないデザインのロゴマークを目指すことがポイントの1つです。

何を伝えたいのか考えること

実際に企業のロゴマークを作っていく際に、何から始めたらいいのでしょうか。黄金比が大切ということがわかっていても、手を付けるポイントがわからないとデザインを考えにくくなります。考えていくうえでのポイントの1つが、何を伝えたいのか決めるという点です。

例えば企業のコンセプトや扱っている商品のイメージ、名前が連想しやすくするなどロゴマークを考えるうえではさまざまなアプローチ方法があげられます。まずはコンセプトやイメージなどを文字にしてまとめてみましょう。

いくつかまとめてみることで、どのような視点からロゴマークを作っていくか考えていくことが可能です。

最初は気軽に考えることが大切

ロゴマークを検討していく際に、最初から完璧なものを作ろうと考えてしまう方も多くいます。しかし最初から完成形を作るのは簡単なことではありません。最初はイメージでいいので、ラフなスケッチから始めてみましょう。

自由にスケッチしていくことで、その中から良い案が生まれる可能性があります。そしてラフなスケッチの中で良いものがあれば、そこから黄金比に落とし込んでデザインを洗練させていくのも作り方の1つです。また実際に考えていくときのポイントの1つが、一気に決めないことです。

今見てよいと思えるデザインでも、次の日に見ると欠点や気に入らないポイントが見つかることもあります。企業の顔となるものなので、時間をかけて作成しましょう。

誰がロゴマークを考えるのか

黄金比を考えたロゴマークを作りたくても、デザインセンスに自信がないという方もいるでしょう。そのような場合には、自分で考えるのではなく、外注するという選択肢もあげられます。また外注ではなく、ある程度の社員がいる会社なら、社員の中から公募するという選択肢もあります。

社員であれば、自社で扱っている製品の特徴やコンセプトなどを詳しく知っています。自社のことを知っている社員だからこそ、その会社の顔となる良いロゴマークが思いつくかもしれません。ただし社員はロゴマークのデザインについては素人なので、良いものが生まれない場合もあります。

実際に公募する場合には、該当者なしの可能性があることも含めて最初にしっかりとルールを決めておくことも忘れないようにしましょう。

黄金比に縛られすぎないことも大切

ロゴマークにおいて黄金比が大切といわれると、必ずその比率で決める必要があると考える方も多くいます。しかし黄金比というのは、人々の印象が良くなるという1つの基準にすぎません。黄金比ではないものの中にも、人々から評価されているロゴマークやデザインは数多く存在しています。

一番大切なのは、黄金比を守ることではなく、企業にとってより良いロゴマークが作れるかどうかです。自社にとってどのようなロゴマークが適しているのかさまざまな視点から考えて、将来につながるものを決めましょう。

1人で決めずに複数人の目で判断して、洗練された良いものを作っていくことも大切です。

黄金比を取り入れたロゴマーク

ロゴマークに黄金比を取り入れることで、人々からの印象が良くなる可能性が高くなります。実際の取り入れ方にはさまざまな例があるので、シンプルさなどを意識しながら、より良い形で取り入れるようにしましょう。黄金比を必ず取り入れなければいけないわけではありませんが、企業の将来を考えて少しでも良いものを作れるようにすることが大切です。